ワキ汗は季節や運動に限らず、1年を通してお悩みの方も多いですよね?
なんとかならないものかと皮膚科の先生に相談してみました。
人と話したり、緊張すると汗が滴り落ちるので、いつもワキ汗の事を気にしなくてはならず、着るものも考えなくてはいけないので、本気で治せるものなら治したいと思っていました。
あれこれ試してみましたが、一番手軽で安価で効果があった方法をご紹介したいと思います。
ワキ汗との格闘
小中学生の頃からワキ汗が気になっていた
思い起こせば、部活動に励んでいた小中学生の頃から汗と臭いには悩まされていました。
その当時制汗スプレーなどは種類も少なく、日常的に使うことが習慣化されていませんでしたので、とても気になった記憶があります。
社会人になってからは、ちょっと緊張する場面での会話時にワキから汗がしたたり落ちる事が頻繁にありました。
電話中でも、そんなに緊張していないと思っても汗が伝うので、毎回嫌になりました。
グレーのシャツを着たときは、ワキ汗がダイレクトに染みて恥ずかしかったので、汗ワキパットを付けたりしていました。
また会社の制服は週1回会社がクリーニングに出す事になっていて、汗と臭いには神経質なぐらい気を付けていました。
日に2~3回制汗スプレーをして、とにかく1週間を無事に過ごす事に躍起になっていました。
ボトックス注射との出会い
10年ほど前に雑誌に載っている美容皮膚科の宣伝で、ワキ汗が注射で抑えられると知りました。
悩みに悩んだ末、打ってみることにしました。
冬こそオススメ!ワキの汗を抑えるボトックス。大事な服を守ろう!
ボトックス注射後の私の生活は一変して、ワキはサラサラで臭いも無しで、ワキから汗が出て困る体質だったことも忘れるほど快適な日々を過ごしました。
1回打つと半年ぐらい効果があるといわれていますが、効果が急に切れるわけではなく緩やかに元に戻っていくので、1年ぐらいは調子よかったと思います。
それを3回ほどやりました。
ボトックス注射から遠のく
ボトックス注射は保険が効かず自由診療なので、決して安くはありません。
そしてボトックスが効いていた期間に、なんとなく治ったんじゃないかという錯覚を起こしていました。
通うのもめんどうだし、もう打たなくてもいいんじゃないかなって思い、続けることをやめました。
やっぱり出るものは出る
ボトックス効果が完全に断たれたころには、やはり昔のようにワキ汗が出てきました。
治療行為ではないので当たり前なのですが、正直萎えました。
またボトックスを打ちに行くか躊躇していた時、たまたま別の症状でかかっていた皮膚科の先生に汗の事を相談してみました。
皮膚科の先生の一言で道が開けた
その先生は
「汗を抑える治療で有名な病院があるから紹介状書くよ。」
と言ってくださいました。
その病院は大きな病院で、仕事を休んで行かなければならないので、その日はお礼だけ伝えて帰りました。
家に帰ってその病院と症状で調べてみたら、治療に使う薬剤が判明しました。
塩化アルミニウム溶液塗布治療
塩化アルミニウムを塗る治療
多汗症治療の一つに、塩化アルミニウムを塗るという方法がある事を知りました。
聞きなれない言葉で、安全なのか、効果があるのか必死に調べました。
多汗症と診断が付けば保険適応なので仕事を休んででも病院に行きたいと思いました。
オドレミン
塩化アルミニウムのキーワードで検索していくと、とある薬品名にたどり着きました。
それがオドレミンでした。
これって病院で処方されるお薬ともしかしたら同じでは?と思いました。
仕事を休みにくい状況だったので、これを買えば病院に行かなくてもよいし、ダメもとで試してみるかとネットで購入してみました。
オドレミンの成分と使い方
<有効成分>
塩化アルミニウム
<その他の成分>
グリセリン、水
非常にシンプルです。
緑色の小さな小瓶に入っています。
無色の液体ですが塩化アルミニウムが沈殿していますので、使用前にはよく振ってから塗布します。
お風呂上りに片方のワキにこれぐらいずつ手に取って、直接すり込んでいます。(3~4滴)
腋毛の生えている面積より広めに塗布することが効果的です。
オドレミンの効果
結果から言いますと、効果抜群でした!
オドレミンは効き目が出てくるまでに1~2日要します。
そして効き目の持続は3~7日です。(個人差がある)
「あれ?汗かいたかな??」と感じてワキに触れてみてもサラサラしてる感じです。
感動しました。
こんな手軽で汗が抑えられるなんてめちゃ楽じゃん!って思いました。
臭いには効果あるのか?
汗が出ないので、臭いの発生率は少ないと思いますが、そもそも臭いを抑えるお薬ではないので効果は無いかもしれません。
私は汗をかかなくても、制汗スプレーは必ずつけていくようにしています。
これで完璧です。
オドレミンのデメリット
付け始めは痒みがすごかったです。
皮膚に刺激を与えるので仕方のない副作用です。
掻くとワキに傷を付けるので、かゆみ止めクリームを塗ったら楽になりました。
使い始めてもう6~7年になりますが、最近では痒みはほとんどと言っていいほど気にならなくなりました。
また、持続効果が短いので、1週間から10日おきに塗布しています。
オドレミンの効果は個人差があります
多汗症の度合いにもよるかもしれませんが、効果が得られない方もいらっしゃるようです。
皮膚への刺激も耐えられないほどなら、ご使用は控えた方が良いでしょう。
まとめ
制汗スプレー・ワキに塗るクリーム・ボトックスなどなどいろいろワキ汗と格闘してきた私が、唯一長続きしているのがこのオドレミンです。
安価なうえに一度買えば(私の使用頻度で)1年以上持ちますのでコスパも最高です。
最初はチリチリと痒みを感じるかもしれませんが、医療現場でも行っている汗を抑える方法ですので、おすすめです。