秋の味覚の一つに栗がありますね。
採れたての栗でホコホコの栗ごはんなんて最高でしょう。
生栗を買ってきたりもらったりすると皮を剥くのが一苦労ですよね。
でもそんな栗の皮を剥く専用の道具があるんです。
その名も「栗くり坊主」
なんとも愛らしいネーミングですね。
今年は我が家でもこの栗くり坊主が大活躍したのでご紹介しようと思います。
栗の皮を剥く専用の道具
栗くり坊主はハサミのような構造で、刃は片方がギザギザでもう片方は鋭利なものになっています。
ハサミで皮をチョキチョキ切りながら剥くようなイメージの作業になります。
刃の交換ができるので、栗をたくさん剥くような方は本体を買い替えなくてもよいのでありがたいですね。
また左右の刃を交換すれば左利きの方もご使用可能となるそうです。
使い方
まずギザギザの刃を栗の鬼皮(一番外のツヤツヤしている皮)に当てます。ギザギザの刃はストッパーで、実際に剥く(切る)のは鋭利な刃の方です。
ハンドルを握れば鋭利な刃の方が動いて皮が剥けます。
栗の鬼皮はとても硬くてツルツルしているので包丁で剥くには危険が伴います。
その点、栗くり坊主は扱い方さえ間違えなければ安全にきれいに剥けるので慣れてくると作業が楽しくなってきます。
鬼皮と渋皮を一緒に剥く
1~2個剥いてみると刃の当て具合がわかってきます。
浅く当てると鬼皮だけ剥けて渋皮は残ったりします。
渋皮ごと剥くのが効率的なので思い切って少し深めに刃を入れてみると一気に剥けてとても楽です。
多少残った渋皮も後から切りなおせば良いのでとりあえずどんどん剥いてみるとよいでしょう。
ただし刃を深く入れずぎると栗が割れてしまうこともあります。
栗の下ゆでなどはしなくても大丈夫です。
鬼皮と渋皮を分けて剥く
せっかく便利な道具があるのになんで二度手間するの?と思われそうですが、この方法はより栗をきれいに剥く為の技のようなものです。
(あくまで私が勝手に技と言っているだけです。)
まず栗を40度ぐらいのお湯に15分ほど浸します。
そのあと栗くり坊主で鬼皮のみを剥きます。
浸した栗の鬼皮は少し柔らかくなっているので簡単に剥けます。
そのあと栗くり坊主を小刻みに動かしながら渋皮を丁寧に剥いていきます。
この方法は栗の実をなるべく無駄なく剥きたい時や、見た目を綺麗に剥きたい時に使います。
(渋皮まで一気に剥きたいときは栗を浸さない方がやりやすいと思います。)
剥いた栗の保存方法
剥いた栗はアクが出るのですぐ水に漬けて下さい。
その日に調理する場合はそのまま水気を切って使って下さい。
たくさんあって保存される場合は、砂糖をまぶして冷凍すると良いです。
栗の黄色が綺麗に出る方法としても紹介されていました。
砂糖の量は栗が完全にまぶされる分です。
栗が乾いていると砂糖がくっ付かないので水気があって大丈夫です。
それをジッパー付の保存袋に入れて冷凍するだけです。
使う時はささっと洗って使います。
少し手間のかかる栗剥きですが、頑張った後には美味しい栗料理が食べられると思うと作業もはかどりますね。
以上、栗くり坊主のご紹介でした。