更年期症状で引きこもりになるのは悪いことではありません!

更年期症状・女性の心と体

何もやる気が起きなくても、誰にも会いたくなくても、全く心配いりません。

大丈夫ですよ。

安心してください。

みーんな同じですから。

更年期症状のひとつに何をするにもおっくう

女性ならほとんどの人が経験した事あると思いますが、今までできていた事が面倒になって、できれば後回しにしたくなる気持ちになる事があります。

フットワークが重いような感じですね。

 

気が乗らない。

また今度。

 

お友達とのランチも以前なら楽しく行けたのに、何か理由を付けて断ろうかなと思ったりしますよね。

家事の合間に少し横になるつもりが、しっかり昼寝しまう事もあるでしょう。

私もそんな日々を過ごしました。

元気にしている友人を見ると、自分もしっかりしなくてはと焦った事もよくありました。

更年期である事を認める

今思えば、私の様々な不快症状は35歳ぐらいから始まっていたと思います。

30代で更年期?と驚くかも知れませんが、女性のホルモンバランスの乱れと思えば納得できると思います。

 

最初は肉体的症状が多かったです。

具体的にはめまいと寝ても寝ても足りない眠気でした。

 

めまいに関しては頻発して不安だったので、耳鼻科にも通い精密検査もしてもらいました。

結果はいずれも異常なしでした。

 

そんな折、自分の母親世代の方から

「更年期じゃないの?」

と言われました。

その頃は、まだまだ自分は若いんだという気持ちでいましたから、そんな年寄りめいた言葉など到底受け入れられないでいました。

 

それから10年ほど経ったある時、知り合いから

「体が思うようにいかない時は、“アタシ更年期だから体調悪いのよね〜”とカミングアウトした方が人生楽だよ。」

と聞かされました。

まだ抵抗があったけど、ちょっと自虐的にその言葉を使ってみました。

すると、周りから

「私も!私も!」

と、体調不良の話しで大盛り上がりしました。

情報を共有する

病院に行って検査をしても特に悪いところがないので、これはやっぱり更年期の不定愁訴なんだな、と受け入れる事にしました。

 

そして、友達などに「更年期なのよね。」と自ら話題を振る事が多くなりました。

すると皆話しに食いついてきて、いかに周りが同じような症状で辛い思いをしているかがよくわかりました。

 

自分だけ特別じゃなかったんだなと、とても安心しました。

 

更年期の過ごし方や、薬やサプリメントなどの情報を分け合う事ができました。

近頃では老眼の話題が1番盛り上がります。

みんなそれぞれ工夫したり受け入れたりして過ごしているので、参考になります。

やりたくない時はやっちゃダメ

1番よく聞くのが

「やる気出ない。」

でした。

実際私もそうでした。

趣味でやっていたお花や語学、スポーツなどの習い事も全部やめてしまいました。

 

“なんか行きたくない”

と思ったら行かない方がいいです。

例えそれがためになる事や楽しい事であっても、行きたくないのに行くとストレスになるんです。

何もしていない自分が落ちこぼれたような気持ちになった時もありましたが、思い切って全部やめて、スッキリしました。

その時間何をしているかと言えば、家で寝転がってスマホをいじっていました。

その時が一番楽チンで幸せだと思いました。

 

家事も、20分やって20分休む感じでした。

持続力が無いので20分ぐらいがちょうどいいのです。

短時間で効率よくやる方法を考えたりしていました。

 

そうやって自分を大いに甘やかしていたので、精神的にとても楽になった記憶があります。

 

とにかく、やりたくない時はやっちゃダメです。

 

半年でみるみる元気になれた治療法

そんな私に転機が訪れたのは、ホルモン補充療法(HRT)との出会いでした。

婦人科で処方されたお薬を毎日飲むだけだったので、簡単に続けられました。

その効果は半年ほどたった頃からどんどん現れるようになりました。

まず、ふわふわしていためまいが無くなった事。

そして、億劫病が治った事。

体が軽く感じる日が出てきたこと。

意味もなくイライラすることが無くなった。

などなど、今までどんより曇っていた空が、パーっと晴れてきたようなイメージでした。

フットワークも軽くなり、外出が進んでできるようになりました。

治療を始めてからそろそろ1年になりますが、調子の良さは続いています。

でも毎日同じというわけにはいきません。

だるいなー、眠いなー、っていう日はとことん怠けます。

家族にも理解を得る

家で怠けたり引きこもったりするには、家族の協力が要ります。

更年期とはこういうものなんだと理解してもらい、自分が辛い時にはゆっくりさせてもらう環境を整えましょう。

「私の体は今こんな状態らしいから、やることがゆっくりになったりするけど我慢してね。」

「いつまでも続く症状ではないんだけど、今が一番ピークらしいから頑張って乗り越えるね。」

など、各家庭に合った表現方法で伝えると良いかと思います。

 

 

とにかく、更年期症状が辛い時は、無理せず自分が楽になれる方法でゆっくり休んで下さいね。

出かけたくなければ家にいてもいいんです。

こんな時期もいつかは必ず終わります。

今は人生の休息と思って、のーんびりしてください。

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