スーパーなのにお金を払わずに食料品がもらえるなんて夢みたいですよね?
その夢を叶えてしまったのが無料スーパーです。
無料スーパーとは
初めて聞く名前ですが一体どういうことなのかお伝えしようと思います。
無料スーパーのしくみ
日本で初めて発足した無料スーパーのしくみは、一般家庭で余った食品を寄付してもらい、無料スーパーを介して必要な人に譲る(もらってもらう)という至ってシンプルなシステムです。
つまり、無料スーパーに並んでいる商品はすべて寄付されたものです。
無料スーパーの開催目的
日本の食品ロス、つまり買っても食べずに捨ててしまう食料品の量は年間600万トンにもおよぶと言われています。
まだ食べられるのに捨ててしまうなら、欲しいと思う方に差し上げてロスを少しでも減らし、食品ロスという極めて重要な社会問題を解決するためとされています。
また無料スーパーを開催する事によって活動を広める事と、気軽に寄付ができる仕組みを作るためだそうです。
いつ、どこで開催されているの?
無料スーパーは2017年9月から始まりました。
東京都の多摩市に拠点を置き現在は月に1度、カフェの一角を借りたりして開催されています。
開催日時や場所はHPに記載されています。
だれでももらえるの?
本来ならば食料品を買いたくても買えない貧困の方などに利用してもらいたいですが『困っている方』としばりを付けてしまうと、その事をあまり知られたくない人が利用しづらいという点から特に利用制限は設けていないという事です。
個数制限はある
開催時によって違いはあると思いますがおひとり様〇点まで、と決まりがあるようです。
誰が行っているの?
NPO法人「シェア・マインド」代表理事 松本靖子さんが主催者です。
寄付はどうすればいいの?
寄付できるものは
- 期限が2カ月以上あるもの
- スーパーやコンビニで、常温コーナーに置いてあるもの
- 米、缶詰、お菓子、カップめん、ドリンク類、レトルト食品、乾物、調味料、調理油など
①持ち込み 毎週水曜日午後2時~4時
②送付 毎週水曜日午後2時~4時
③寄付者の家に取りに来てくれる 毎週水曜日午後5時~7時(多摩市内)
この方法が公式HPに記載されています。
素晴らしい取り組み
初めて耳にした時には「無料のスーパー?客寄せか?」と思いましたが趣旨が全然違いました。
調べてみるとシンプルなにのよくできたシステムだと思いました。
家に買いすぎた物余ってますよね
安売りでまとめ買いしたものや、メニューの予定が変更になって使わず仕舞いの物など、過去に何度も賞味期限を切らして捨てていました。
また頂き物で食べきれない乾麺(うどん・そうめん)やジャム・はちみつ、インスタントコーヒー・紅茶、などなど今我が家の食品庫をサッと見ただけでもいくつかあります。
こういった物が誰かに食べてもらえると寄付した方も嬉しいですよね。
いずれは全国展開も?
まだ始まったばかりで、月1の開催ですがいずれは常設店舗の開設をめざしておられるそうです。
東京の多摩市から全国に向けて広まっていくといいですね。
さいごに
今年の7月にはオーストラリアのシドニーで世界初の無料スーパーがオープンしました。
食品ロスは世界的な問題なんですね。
買いたいけど買えないという人がいるのも事実です。
直接のやり取りは不可能でも寄付なら簡単にできますし、無料スーパーがあれば頂く方も気兼ねがいりません。
全国展開できるといいですね。
近くにできたら利用してみたいと思います。