洗濯物を部屋干しすると、なんだかとっても不快な臭いに悩まされていませんか?
我が家も洗濯頻度を上げ、菌に強い洗濯洗剤や酸素系漂白剤を使い、部屋干しの場所には扇風機を回したりして工夫してみましたが、イマイチ変な臭いが取れません。
そういった原因がモラクセラ菌という事をテレビで知りました。
モラクセラ菌とは
モラクセラ菌についてはこちら↓
「モラクセラ菌」は、人の肌などにいる常在菌で、家の中など様々な場所にも存在しています。その「モラクセラ菌」はそのままでは臭いを発しませんが、ある条件下でどんどんと増殖していき、増殖をするときにあの嫌な臭いを発しているのだそうです。
実験では、バスタオル1gあたりの細菌の数は、洗う前が6600万個に対して、洗濯をした直後は4150万個、天日干しすると5300万個、部屋干しすると6980万個だったそうです。
洗濯をすれば細菌の数は減っていると思いがちですけど、実際は洗った後に干すことで洗う前より数が増えているんですって、特に部屋干しするとかなり増えています。そのくらい増殖をするのですね……恐ろしい。
何年も使っているバスタオルなどは細菌が重なりあってバリア状態を作り、それが繊維と絡み合ってしまい、洗っても洗剤が中まで届かなくなるそうです。
原因はわかるが対策は?
あの嫌~な生乾き臭がモラクセラ菌なんだという事がわかったので、どうやって対策すればよいのか調べてみました。
すると、洗濯をする前に衣類を60度以上のお湯に15分浸せば良いという事がわかりました。
簡単ですね?!
洗面台で浸してみた
さっそく実践です。
まずお湯の温度は60度以上ということなので、給湯温度を60度に設定しました。(普段は危険防止の為下げてあります。)
ノーリツさんの給湯システムです。
「~♪お風呂が沸きました。」のやつですね。
これで蛇口から60度のお湯が出ます。
そして、洗面台にお湯を張り洗濯物(主にタオル)を浸してみました。
(夫のカッターシャツや肌着も入れちゃえ♪)
素手では熱いのでゴム手袋をはめて、上下を返す様に満遍なく浸したら15分待ちます。
モラクセラ菌死滅してるかな~。
普段と同じように洗濯
15分経過したらその衣類を洗濯機に移します。
洗面台にすべての洗濯物が収まりきらなかったので、浸す工程を2回やりました。
あとはいつも通りに洗濯をします。
たったこれだけ。
酸素系漂白剤も使いません。
洗いあがりが違う
洗濯が終了して洗濯機を開けた瞬間から違う!って思いました。
匂いを嗅ぐ癖がついていて、毎回洗いあがりの匂いを嗅ぐんですが、お湯に浸して洗濯した物は、雑菌ぽい臭いが一切しないんですね。
柔軟剤の香り100%です。
これは期待できそうだと思いました。
部屋干しの部屋がいい香り
いつものように部屋干ししました。
普段は部屋干しの部屋が洗剤と柔軟剤と生乾きの匂いで入り混じっていましたが、玄関までほんのり柔軟剤のいい香りが漂っていました。
乾いた洗濯物の香り
効果バツグンでした!
乾いた洗濯物も嫌な臭いはゼロです。
生乾き臭のない洗濯物ってこんなにいい香りなんだと実感しました。
色柄物は分けて浸す
タオルだけではなく、一般の洗濯物も60度のお湯に浸してみました。
乾燥機にかけれる衣類なら大丈夫だろうと思いましたが、赤いTシャツが色落ちしたみたいで、浸したお湯がうっすら赤くなっていました。
色柄物はバケツなどに分けて浸すと安心です。
一度退治したモラクセラ菌付き衣類はしばらく大丈夫
この工程で臭いが消えた衣類は、毎回同じ処理をしなくても、しばらく大丈夫だそうです。
我が家もすべての洗濯物をこの方法で一巡させて、快適な梅雨の時期の部屋干しをしたいと思います。
コストゼロですぐできる
家にあるものですぐできるという所が良いですね。
蛇口から60度のお湯が出ない場合は、コンロで沸かしたお湯でも構いません。
洗濯機の掃除もお忘れなく
洗濯物に菌が付着する原因は洗濯槽の汚れの場合もあるので、定期的にお掃除されることをオススメします。
注意点
繊維によっては色落ちしたり縮んだりダメになってしまう物がありますので、気を付けてください。
くれぐれも熱いお湯の取り扱いにも注意してくださいね。